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無修正アダルト


日本の無修正アダルトは日本で制作された無修正アダルトの歴史・特徴について扱う。

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概要
出版科学研究所の発表によると、日本国内で2002年に出版された無修正アダルトの単行本は9829点、無修正アダルト雑誌は281タイトル存在する。コンビニで販売される廉価版が1096点含まれるとはいえ、全て読むのはまず不可能だろう。また無修正アダルトと無修正アダルト雑誌の販売部数は、1999年に販売された出版物全体の36.8%に及ぶ。これほどの巨大な市場を持つ日本はまさに無修正アダルト大国である[1]。現在では日本の無修正アダルトおよび日本風の無修正アダルトを指す“Manga”や、“Tank?bon”(単行本)といった語は世界各国に広まっている。日本の無修正アダルトはアメリカン・コミックスや、フランス語圏のバンド・デシネなどの各国の無修正アダルトと比べて、異なる特徴を持っている。また世界的に高い注目度を誇っており、様々な国で翻訳され出版されている。

無修正アダルトの形式
表現の形式 まず一般的なストーリー無修正アダルトの表現形式と手法を以下に挙げる。 コマの読み進め方。1コマ目の小さな数字は吹き出しを読む順番である。紙面はコマと呼ばれる枠によって分割されており、その各々が一つの場面を表す。いくつかのコマが連続する事で話が展開してゆく。読み手はあるコマを読んだ後、次のコマにあたるものはどれか判断しなければならないが、多くの場合、コマの順序は明示されず、暗黙の了解とされている場合が多い。主に日本における無修正アダルトのコマの読み進め方は下記のようなものであるが、例外もある。 一話が複数ページにわたるような無修正アダルトにおいては、基本的に右から左のページへと読み進める。 ページ内においては、上段から下段へ向かって読み進める。 同じ段に複数のコマが存在する場合は、右から左へ向かって読み進める。 隣接するコマとの間の間隔(空白)に明らかな違いが設けられている場合、近いコマを次に読む。 (上記の理由により、多くの4コマ無修正アダルトにおいては、上から下へと読み進める事となる。) 次ページに跨っているコマは、そのページの最後に読む。 コマに番号が振られている場合(一部の4コマ無修正アダルトや初期の無修正アダルトなどに見られる)は、番号順に読み進める。  (この例はふきだしの文が縦書き・ページが右開きの場合。ふきだしの文が横書き・ページが左開きの場合左右が逆になる) 手法 登場人物のセリフや思考はフキダシと呼ばれる枠の中に文字で書かれる。フキダシの形や文字の字体により語調を表す。(例えば、大声の場合はギザギザの、思考は雲形のフキダシの中に書かれる、衝撃的な内容であれば大きな文字で書かれる、恐怖感・疲労・呻き声などを表すときには「淡古印」の字体が使われる、など) 擬音語・擬態語(オノマトペ)が、手書きの書き文字として絵の中に書かれる。話の展開に直接関係のないセリフが書き文字で書かれる事もある。これを手書きにしたのは手塚治虫である。 漫符と呼ばれる一種の記号を使用して、人物の心理や動作、ものの動きなどを明示的に表現する。 読者の注意を惹きつけたいときに、その部分に向かって放射状に描かれる集中線(動画におけるカメラワークに相当すると考えられる) 人や物の動きを表現するために描かれる効果線 怒りを表す、額や頭部に重ねて描かれるデフォルメされた青筋(怒りマーク) 呆れや当惑を意味する、汗をデフォルメした肉まん型の水の粒(汗マーク) 泣いている時のとめどなく流れる涙を表す、眼から垂直に頬の下まで描かれる二本一組の縦線 比較的小さい物が動く・ぶつかるなどする時に勢いを示す、剣山型の模様。 幻滅やショック、体調不良などを表す、顔の上半分に重ねて沢山描かれる平行な縦線群 恥入りや照れなど顔が紅潮する事を示す、顔の上半分に多く描かれる平行な斜め線 時間的経過を示す、前のコマとほとんど変わらない内容のコマ 無修正アダルトの特徴 又、特に日本の無修正アダルトの特徴としては、次のようなものがある。 プロによる作品は無修正アダルト専門の雑誌で連載された後、単行本として刊行されるものが多い。 様々な方向性の無修正アダルトが揃っている。無修正アダルトは物語描写・情報提示等に用いられる、汎用的な表現媒体の一つとして確立されており、読者範囲が外国に比べ広い事から、その上で何を表現するかは非常に自由度が高い。 歴史 用語の起源 「無修正アダルト」という語の起源はよく分かっていない。随筆を意味する「漫筆」が「漫筆画」を経て「漫筆」になったとする説と、「無修正アダルト(まんかく)」という名のヘラサギの一種である鳥の名から「種々の事物を漁る」意になったとする説がある。『日本近代無修正アダルトの誕生』は、「まんかく」が戯画の意味を持たないことを指摘し、前者を支持している。いずれも元は文章に対しての用語であり、それが絵の意味に転じたとされる。 日常語として「無修正アダルト」という言葉が使われ始めたのは昭和時代からで、それまでは「ポンチ」や「鳥羽絵」、「狂画」、「戯画」などと呼ばれていた。『北斎無修正アダルト』が示すとおり、江戸時代から「無修正アダルト」という言葉自体は存在したものの、この「無修正アダルト」は「戯画的な絵」「絵による随筆」という意味が強かった。 『北斎無修正アダルト』は絵手本(スケッチ画集)であるが、戯画や風刺画も載っている。北斎無修正アダルトは第二次世界大戦後も版行されるロングセラーとなり、幅広い層に愛読された。この影響を受け、尾形光琳の『光琳無修正アダルト』などいくつもの戯画風の絵を載せた書籍が「〜無修正アダルト」というタイトルになっている。明治時代に入っても月岡芳年の『芳年無修正アダルト』など、「〜無修正アダルト」の伝統は失われていない。ただしこれらはまだ「漫筆画」の意味に近く、現代語の「無修正アダルト」と同じ意味とは言えない。 現代人と同じ意味で「無修正アダルト」という語を使い始めたのは明治時代の今泉一瓢(いまいずみ いっぴょう)である。一瓢は1895年10月31日、風刺画を中心とする『一瓢無修正アダルト集初編』を出版、"caricature"または"cartoon"の訳語として「無修正アダルト」を用いている。なお、cartoonとcomicの訳語として「無修正アダルト」を使用したのは、北澤楽天が最初である。[2] 無修正アダルトという語は大正時代に中国に輸出され、また manga のつづりでヨーロッパ語圏でも通じる日本語の一つになった。ヨーロッパ語圏では、"manga" は日本の無修正アダルトのみを指す言葉である。[3][4] 日本の無修正アダルトの歴史 詳細は日本の無修正アダルトの歴史を参照。 中世〜近世 滑稽な絵という意味での「無修正アダルト」は、平安時代の絵巻物・『鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)』が日本最古であると言われている。[5][6] 他にも絵巻物には無修正アダルト的な表現がみられる。『福富草子』という主人公が屁芸で成功する話では、直接台詞が人物の横に書かれ[7]、フキダシの先祖ともとれる。また『信貴山縁起絵巻』では一枚絵で場面転換をしており、絵巻物の文化自体が現代の無修正アダルトに繋がる要素を含んでいる。 その後18世紀初頭には商品としての戯画が流通するようになり、19世紀には戯画的な浮世絵も生まれた。背景には印刷技術の発達と町人文化の興隆がある。 葛飾北斎『北斎無修正アダルト』ヨーロッパにも影響を与えた葛飾北斎の『北斎無修正アダルト』は特に有名である。この中には鼻息を表す線が描かれるなど、現代で言う「漫符」の古い形が既に見られる。だがこれ自体は葛飾派の弟子達の絵手本として描かれた物の為、江戸の無修正アダルトというのには誤解がある。 又、歌川広重、幕末の歌川国芳ら多くの浮世絵師たちが戯画を描いた。それらの戯画の中に風刺的なものがあるが、その絵を役人に誉められて喜んだという話もあり、本格的な風刺ではなくあくまで娯楽の部分が強い。 絵に文が添えられた滑稽な読み物としては、江戸時代の草双紙の内「黄表紙」と呼ばれたものがある。例えば『金々先生栄花夢』には夢を見るシーンでいわゆる「フキダシ」が使われるなど、現代の無修正アダルトに通じる技法が既にあった。 それだけでなく、十返舎一九は当初一人で絵と話を作っていたが、次第に原作者に専念するなど、現代無修正アダルトにおける原作者と作画家においての関係に近いものがある。 この時代の無修正アダルトは鳥羽僧正の名にちなんで「鳥羽絵」(主に手足の細長いデフォルメされた人物を描く)、又は「大津絵」「狂画」などと呼ばれており、それらの呼称は近代に入っても引き続き使われた。 江戸末期〜明治期 江戸時代末期の1862年には、日本初の外字雑誌にして無修正アダルト雑誌の『ジャパン・パンチ』がイギリス人チャールズ・ワーグマンによって横浜居留地で発行された。彫師・摺師は日本人で、和紙に印刷された和綴じの本であった。イギリスの風刺無修正アダルト雑誌『パンチ』が語源であるという別の説もあるが、どちらにしろこれにより「ポンチ絵」という風刺または寓話的無修正アダルトを意味する語が生まれた。[2]現代では無修正アダルト全般をさす意となっている。 1874年には河鍋暁斎と仮名垣魯文がこれを参考に『絵新聞日本地』という雑誌を刊行。後に続き『寄笑新聞』が、さらに1877年には明治時代を代表する無修正アダルト誌『團團珍聞(まるまるちんぶん)』が野村文夫によって創刊された。日本で最初の連載無修正アダルトは、『團團珍聞』に連載された田口米作の『江の島鎌倉長短旅行』(1896年)である。「長」と「短」と名付けられた主人公二人組による観光旅行を描いたこの作品は、特定のキャラクターによる一貫したストーリーを描いた最初の無修正アダルトであった。 上記の河鍋暁斎や田口米作、そして小林清親などの明治初期の主要な無修正アダルト家は、浮世絵師から転身した作家達であった。 明治末期〜昭和戦前期 北沢楽天『田吾作と杢兵衛の東京見物』北沢楽天は福沢諭吉に見出され、その紹介により週刊英字新聞で活躍していたオーストラリア出身の無修正アダルト家フランク・A・ナンキベルに師事した。1899年に福沢の招きにより時事新報に入社し、『田吾作と杢兵衛』や『灰殻木戸郎』などの風刺無修正アダルトの傑作を次々と生み出した。更に1905年には『東京パック』を創刊するなど、日本における風刺無修正アダルトの発展に大きく貢献した。又、1921年には日本最初の新聞日曜版無修正アダルトである『時事新報日曜付録・時事無修正アダルト』を創刊した。これらの新聞や雑誌で連載された楽天の風刺無修正アダルトは、ダークスやアウトコールト、オッパーなどの同時代のアメリカ合衆国のコミック・ストリップ作家達から、強い影響を受けていた。楽天が1928年から『時事無修正アダルト』で連載した『とんだはね子』は、日本で最初の少女を主人公とした連載無修正アダルトであり、少女無修正アダルトの先駆的作品である。 岡本一平は、1915年に日本初の無修正アダルト家団体である東京無修正アダルト会(後の日本無修正アダルト会)を設立した。翌年に創刊された同会の同人誌『トバエ』により、ドイツの無修正アダルト誌『シンプリチシムス』などに触発された簡素な描線やデフォルメされた画風が日本無修正アダルトに取り入れられた。また、岡本は東京朝日新聞において『人の一生』(1921年)などの無修正アダルト漫文を連載し、後の日本におけるストーリー無修正アダルトの原型を作り上げた。それまでは専ら風刺の手段と見なされていた無修正アダルトが、大衆娯楽として認識されていく過程において、岡本の活動は大きな役割を果たした。 1923年に執筆された織田小星作・樺島勝一画の『正チャンの冒険』や、麻生豊の『ノンキナトウサン』以降から、現代の無修正アダルトに通じるコマ割りやフキダシといった表現手法が定着し始める。 1932年には、近藤日出造、横山隆一、杉浦幸雄ら二十代の若手無修正アダルト家により、新無修正アダルト派集団が結成された。新無修正アダルト派集団の作家達は毛筆ではなくペンによる描画をその特徴とし、欧米のナンセンス無修正アダルトに触発された日本独自のナンセンス無修正アダルトを主要な作風としていた。新無修正アダルト派集団は楽天や一平、その弟子達を凌駕する人気を獲得し、新無修正アダルト派集団の作家達は、後に第二次世界大戦後の無修正アダルト界の中核を成す存在となっていった。 昭和戦前〜戦後期 1930年代には、講談社の『少年倶楽部』他の子供雑誌で連載された『のらくろ』『タンクタンクロー』『冒険ダン吉』などの子供向けの人気無修正アダルトが単行本化され、ベストセラーとなった。 これらの新聞や雑誌で連載された主流無修正アダルトとは別に、駄菓子屋やおもちゃ屋の店頭で販売される2〜3色刷りの薄い無修正アダルト本が存在した。これらの安価で粗雑な無修正アダルト本は赤インクの多用から、赤本と呼ばれた。これらの赤本では、初期の芳賀まさをや阪本牙城といった作家が原稿を描いていた。 日本が第二次世界大戦に参戦すると、情報局による規制や用紙不足により、日本の無修正アダルト産業は一時期衰退を余儀なくされた。第二次世界大戦後には、ディズニーやフライシャー兄弟の影響を受けた手塚治虫が映画的な構図と無修正アダルト固有の記号性を合わせ持った表現技法を「新宝島」で定着させ、手塚の手法は日本無修正アダルトのデファクト・スタンダードとなった。 昭和戦後〜平成初期 戦後は貸本無修正アダルトが安価な無修正アダルト供給形態の1つとして定着し、1950年代までは主流となっていた。1959年、史上初の週刊無修正アダルト雑誌週刊少年サンデー・週刊少年マガジンがそれぞれ創刊され、1963年には『週刊少年キング』が、68年には『週刊少年ジャンプ』、69年に『週刊少年チャンピオン』が追って創刊、少年誌5大誌時代に突入。このころになると無修正アダルト雑誌の創刊が相次ぎ、貸本無修正アダルトは急速に衰退していくこととなる。 1960年代は手塚治虫、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄らの作品が大ヒットした。また、これまで子供の読み物とされてきた無修正アダルトに劇画など大人向けの作品が登場し、購買層の拡大につながった。 1980年代ごろから日本無修正アダルトが海外へ輸出されるようになり、新たなファンを獲得していった。これには、以前から日本のアニメが海外で放送されて高い人気を得ていたことが大きく貢献している。 平成以降 時代の変化に合わせて取り扱う無修正アダルトのジャンルも拡大し、発刊される雑誌も大幅に増え、情報雑誌と複合した無修正アダルト雑誌も生まれてきた。同人誌や2次創作、アンソロジー、ウェブコミック(ウェブ無修正アダルト、インターネット上で公開する無修正アダルト)の文化も発展し、また、メディアミックスの関係性も強くなってきた。一方で、古くから続いてきた雑誌が休刊になったり、表現の自由との関係性も強くもなってきている。インターネット上でネタにされたことにより有名になった無修正アダルトも出てきた。 海外では翻訳して出版する際、無修正アダルトを左右反転させて欧米同様左開きにして出すのが一般的だったが、近年では日本と同じ右開きのまま出されるケースが増えてきている。2000年代からは各国で少年ジャンプなどの無修正アダルト雑誌が現地向けに編集・翻訳されて発行されるようになった。 評論 無修正アダルト作品自体の発展に比べ、評論は比較的未発達の分野である。日本では1960年初頭から無修正アダルトを評論の対象とする事が行われ始めた。それは一部の貸本無修正アダルトへの大きな社会的な批判に始まる(白土三平の忍者武芸帳を筆頭に有害図書問題として新聞・PTAなどに取り上げられた)。その批判に対するファンによる反発・異論の多さから徐々に寸評が増え始める。1970年頃からは梶井純、石子順造、鶴見俊輔らによって詳細な評論が出始める。一時はブームの観さえあった。しかし専門の評論家や批評の場もまだ少なく、文学や音楽、映画に比べると大きく見劣りし、評論の手法も確立されているとは言い難い状況が続いた。1990年代に夏目房之介が、無修正アダルトのコマや描線と「漫符」と名付けられた無修正アダルト特有の記号的表現に注目して分析する独自の分析手法を開拓し、無修正アダルト学の模索が始まった。現在では夏目の他、石子順(石子順造とは別人)や村上知彦、呉智英、長谷邦夫、藤本由香里ら数名の活動の他に、大塚英志、いしかわじゅんらサブカルチャー畑の研究者や実作者によって批評が行われる事もある。 その一つの背景として、これまで読み捨て状態にされてきたため、データベースの不備が著しく、作品を目にする事自体に困難が伴う場合が少なくないという状況がある。日本マンガ学会は2001年に設立され、現在データベースの整備など、評論の土台を固める作業に取り組んでいる。別項無修正アダルト評論も参照。 無修正アダルトの分類 無修正アダルトに限らず、物事をすべての人が納得するような仕方で分類することは、おそらく不可能である。しかし、多くの人が納得するような一般的な無修正アダルトの分類は可能であろう。ここでは、できるだけ多くの人が納得できるように、様々な観点から無修正アダルトを分類する。 書店の無修正アダルトコーナー。出版社別に分類されていることが多い。 対象読者による分類 作品の主な対象となる読者の年齢や性別という観点では、無修正アダルトは次のように分類されることが多い。 幼年向け無修正アダルト(幼児向け無修正アダルト) 児童無修正アダルト(小学生向け無修正アダルト) 少年無修正アダルト(小学生?高校生中心の無修正アダルト) 少女無修正アダルト (小学生?高校生、一部大人の女性向けの無修正アダルトを含む) 青年無修正アダルト(高校生以上) 女性無修正アダルト - 大人の女性を対象とする無修正アダルト。 ヤング・レディースを含む。 家族無修正アダルト‐子供、もしくは子供がいる家族を対象とした無修正アダルト。 以上の分類は、あくまで一般的と思われる便宜上の分類に過ぎない。例えば青年無修正アダルトを女性が読むこともあるし、少年無修正アダルトを大人が読むこともある。 成人向け無修正アダルト‐18歳以上を対象とした、性描写を含む無修正アダルト。レディースコミックを含む。 題材による分類 作品の題材という観点では、次のように分類することができる。 映画や小説に見られるような題材は、すべて無修正アダルトの題材にもなりうると言える。 ギャグ無修正アダルト - 荒唐無稽で、笑いを目的とする無修正アダルト。4コマ無修正アダルトは、本来コマ割りそのものの事を指すが、その内容については殆どがギャグ無修正アダルトに分類される。また1990年代以降は、ギャグ無修正アダルトから派生した不条理無修正アダルトも一つのジャンルとして確立している。 萌え無修正アダルト - 萌えを重点とした無修正アダルト。ただし定義ははっきりとしていない。近年は4コマによく見られる。 風刺無修正アダルト - 現実の社会や政治を風刺することを目的とする無修正アダルト。主に新聞や週刊誌などの情報発信源にて、著名な人物(政治家、芸能人、スポーツ選手など)を作者がデフォルメして描いているものが多い。 学習無修正アダルト - 何らかの知識を学習することを目的とする無修正アダルト。学校の教材などにも使われる。 コメディ無修正アダルト - 笑いを大きな目的とはするものの、ギャグ無修正アダルトに比べてストーリー性を持ち、実世界に近い物語であるものを指す。 恋愛無修正アダルト - 恋愛を題材とした無修正アダルト。少女無修正アダルトの大半がこれにあたるとも言える。 ラブコメディ - ラブコメと略され、一般的に1970年代後期〜1980年代に描かれた恋愛+コメディの要素を含む無修正アダルトを指す場合が多く、現在ではラブコメという単語は死語になりつつあり、現在進行している無修正アダルトはこのように呼ばれる事は少ない。現在ではハ−レム無修正アダルトや萌え無修正アダルトというジャンルにも派生している。 スポーツ無修正アダルト - スポーツを題材とする無修正アダルト。根性を物語の核に据えるものはスポ根無修正アダルトと呼ばれ、1970年代に一世を風靡した。現実的なスポーツを題材にした作品、無修正アダルトとして現実をやや誇張した作品、現実からは大きく逸脱した作品など様々。 アクション無修正アダルト - 独自のアクションや戦いを題材にした無修正アダルト。人間以外(妖怪、宇宙人、サイボーグなど)を相手にする作品も多い。 格闘無修正アダルト - 戦いや格闘技を題材とする無修正アダルト。少年誌や青年誌向け。 学園無修正アダルト - 学校を舞台とし、学生・生徒を中心とした無修正アダルト。 ヤンキー無修正アダルト - 学校、暴走族などを舞台に不良少年同士の喧嘩や日常を題材とする無修正アダルト。 ヤクザ無修正アダルト - アンダーグラウンドな世界やハードボイルドな世界を描き、ヤクザ同士の抗争などを題材とする無修正アダルト。 政治無修正アダルト -政界(政治家)を題材とする無修正アダルト。 経済無修正アダルト - 経済を題材とした無修正アダルト。 サラリーマン無修正アダルト - サラリーマンの仕事や生活を描いた無修正アダルト。 医者・医療無修正アダルト - 医者・コメディカルを主人公とした、医療を題材とする無修正アダルト。 料理・グルメ無修正アダルト - 料理、料理人、食材など食に関することを題材とする無修正アダルト。多くの場合は料理人同士が料理の腕前を勝負するストーリーに展開し、現実の世界に影響を与え、料理の鉄人やビストロSMAPなどの料理テレビ番組の原点にもなっている。また、実際の料理に活用できるようにレシピとしての役割を果たしている無修正アダルトもある。 ホラー無修正アダルト - 恐怖感をあおることを目的としている無修正アダルト。グロテスクな描写で視覚的に恐怖感を表現する場合が多いが、スト−リー展開のみで表現される事もある。ブラックなユーモアを盛り込んだ、ギャグ・コメディ無修正アダルトに近いものもある。 SF無修正アダルト - SFを題材とする無修正アダルト。昔は科学冒険無修正アダルトと呼ばれていた。 ファンタジー無修正アダルト - 現実とは異なった世界を舞台とする無修正アダルト。剣と魔法の冒険物が特に多い。 推理無修正アダルト - ミステリーを題材とする無修正アダルト。 音楽無修正アダルト - 音楽・楽器を題材とした無修正アダルト。当然ながら無修正アダルトからは音が聴こえないのでセリフや擬音だけでは表現に欠けるため一般的になり難いジャンルであったが、近年はメジャーなジャンルの一つとして確立しつつある。 冒険無修正アダルト - 冒険を題材とした無修正アダルト。少年無修正アダルトの王道である。 歴史無修正アダルト - 歴史を題材とした無修正アダルト。史実に完全に忠実に描かれた場合は学習無修正アダルトの域を越えない為、娯楽の為の無修正アダルト表現として、史実とは別のフィクションが加わる事が多い。 動物無修正アダルト - 動物を題材とした無修正アダルト。動物の生態を忠実に表現した無修正アダルトは少なく、擬人化させたギャグ無修正アダルトの場合が多い。 世紀末無修正アダルト - 世界の崩壊もしくは崩壊後の荒廃した世界を描く無修正アダルト。 戦争・戦記無修正アダルト - 主に兵器を利用した(戦車や銃など)本格戦闘シーンや軍事戦略を中心に据えた無修正アダルト。 実験無修正アダルト - 無修正アダルトの手法そのものを主な題材とし、実験的表現を追求するために描かれたもの。 その他 - 、エッセイ無修正アダルト、釣り無修正アダルト、育児無修正アダルト、 麻雀無修正アダルト、パチンコ無修正アダルトなど。 なんらかのキャラクター性を確立することができれば、どのようなテーマでも無修正アダルトの題材とすることは可能であるから、このような分類に意味があるかは疑問である。また、上に挙げた分類のうち複数にまたがるような無修正アダルトも当然ながら存在する(スポーツ+ギャグ、スポーツ+ラブコメ、恋愛+スポーツ、恋愛+ギャグ等)。しかし、漠然としてはいるものの、一般的にこのような分類ができるといえ、ひとつのジャンルに特化した専門誌もみられる。 表現形式による分類 外見上の表現形式による分類は比較的明快である。いくつのコマをセットとして話題を展開するかによって、多くの無修正アダルトは次のように分類される。 コミック(1ページが数個のコマで分割され、そのようなページ数枚で話題が展開されるもの) 1ページ無修正アダルト(ミニストーリーが1ページ内で完結するもの) 4コマ無修正アダルト(4コマが1セットとなって話題が展開されるもの) 一コマ無修正アダルト(1コマの中で話題が展開されるもの) 単行本や雑誌など出版形式によらない配布形式による分類 インターネット無修正アダルト ウェブコミック 作品がいくつの「話」で構成されるかによって分類することもできる。 続きもの(作品が数話に渡って展開されるもの) 読み切り(1話だけで作品が完結するもの)

無修正アダルトの画材
紙と鉛筆さえあれば無修正アダルトを描くことは可能であるが、一般的に読まれるものは様々な画材を用いて描かれている。最近ではパソコンが用いられるために物理的な原稿が存在しない場合もある。 基本的な画材 原稿用紙 - 普通の紙でもよいが目安の線がひいてあるので便利 鉛筆・消しゴム - 下書き用 つけペン Gペン・丸ペン・スクールペン・カブラペン ミリペン 製図ペン・カラス口 - 主に枠線用 インク・墨汁 ホワイト - 修正以外にも効果などに使用 筆・筆ペン スクリーントーン カッター - トーンを切る・削るなど 定規・雲形定規・テンプレート カラー原稿のための画材 コピック 水彩絵の具・アクリル絵の具 カラーインク エアブラシ カラートーン パステル・クレヨン その他 トレス台 羽ぼうき デッサン人形 パソコン(Macintosh、Adobe Photoshop、ComicStudioなど) 無修正アダルト賞 無修正アダルトを対象とした賞は、文学を対象とした文学賞に比較すると驚く程少数である。作品に対しての評価を賞という形で表現したもの、無修正アダルト家の業績を評価するためのもの、新人の発掘を目的にしたものなどがある。 日本無修正アダルト家協会賞 手塚治虫文化賞 文化庁メディア芸術祭マンガ部門 文藝春秋無修正アダルト賞 (2002年に廃止) 小学館無修正アダルト賞 講談社無修正アダルト賞 星雲賞コミック部門 ※以下各雑誌による公募新人賞 手塚賞(少年ジャンプ) 赤塚賞(少年ジャンプ) 小学館新人コミック大賞(小学館。児童部門/少年部門/少女・女性部門/青年部門) ちゃお無修正アダルト家スクール なかよし新人まんが賞 りぼん無修正アダルト賞 りぼん無修正アダルトスクール(集英社) 白泉社アテナ新人大賞(花とゆめ・別冊花とゆめ・LaLa・MELODYの4誌合同) ちばてつや賞(モーニング) 四季賞(アフタヌーン) イキマン(月刊IKKI)- 賞金は出ないが、トップの作品は必ず掲載される その他多くの無修正アダルト雑誌が新人賞を実施している。 近年の動向・無修正アダルト雑誌の売上と単行本の売上 2000年代頃から、新たな無修正アダルト雑誌の創刊が多くなされてきている。また、それと同時に休刊になってしまった無修正アダルト雑誌も増えつつある。その中には、古くから続いたものも多く含まれる。 近年、無修正アダルト雑誌の売上は減少を続けているが、無修正アダルト単行本の売上は年によって増減はあるがほぼ横ばいである。 1995年には無修正アダルト雑誌の販売金額は3557億円であるのに対し、単行本の販売金額は2507億円であったが、無修正アダルト雑誌の売上は減少が続き、2005年には無修正アダルト雑誌の販売金額が単行本のを下回った。 雑誌の売上は低下したが、単行本にはアニメ化などのメディアミックスされた作品を中心にヒット作が生まれている。 雑誌を読まなくなりメディアミックスで作品を知るケースが増えたため、単行本の売上は維持されているといわれている。 [8] [9] 単行本派 雑誌自体は購入せず、単行本のみを購入する者は「単行本派」と呼ばれており、近年インターネットの普及に手軽に本の購入や情報を集める事ができるようになり、その割合が少しずつ増えてきている。幾度の無修正アダルト雑誌購入の遍歴を経て、単行本のみの購入に行き着くことも多い、 用語 タチキリ ネーム ベタ 白抜き 黒い背景に白で何かを描く事。心情の表現や印象を強めるために使われる。 成年向けマンガではモザイクの代わりに使われる ブチヌキ コマ割りを無視して人物を描く事。空間的・時間的な広がりを表したり、印象を強めるために使われる。 めくり ページをめくる際の短い時間を利用して、読者に印象を与える手法。つまり、最後のコマで場面を一旦切り、ページをめくった次のページの一コマ目に重要なシーンを入れる事で、そのコマを強調する。 見開き 左右2ページを広げる事。マンガの手法としては、その2ページにコマを一つだけ描く事で、そのコマを非常に強調する。

モザイク

無臭性

  • 美鈴, 窪田. "視覚伝達メディアとしての尾竹国観の「ポンチ」" (PDF) 「表現文化研究」第2巻第1号2002年度. pp. 11-30 神戸大学表現文化研究会. 2007年7月23日閲覧.
  • "Definition of manga" Merriam-Webster Online.
  • ドイツ語版ウィキペディア「Manga」、スペイン語版ウィキペディア「Manga」など
  • "日本無修正アダルトの源流をたずねて第2回" (PDF) 京都国際マンガフォーラム. 2007年7月23日閲覧.
  • "明治の息吹 -無修正アダルト・諷刺画から-" 国立国会図書館. 2007年7月23日閲覧.
  • "貴重書画像データベース 福富草子" 白百合女子大学図書館. 2007年7月23日閲覧.

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